飛行機がキャンセルになると、こうなる!
こんにちは、モデル・定住旅行家のERIKOです。
またまた、フライトキャンセル!
スベトラーナさんが掃除をしてしまった魔法は、なかなかの魔力である。
翌日、家族で再び空港へ。5時間くらい遅延しているものの、今日中に飛ぶということで、2回目のお別れを告げて、小さな空港内をウロウロ。(EU圏内だったら数時間の遅れで、現金補償としてお金がもらえる制度があります)
5時間と言っても、仕事をしているうちにあっという間にチェックインの時間がやってきました。
税関を通って、フライトまでの時間を待ちます。しかし、フライトの時間が近づいても、待てど暮らせどアナウンスがありません。以前ベネズエラで掲示板に表示されている番号がめちゃくちゃで、知らない間に飛行機が飛び立っていたなんてこともあったので、周囲の人に確認しながら待ちました。そして、しばらくして再び掲示板を見ると、なんと「明日へ変更」の文字・・・
「またか・・・このままウラジオストクの滞在だけて終わってしまうのではないだろうか?」
そんな不安も頭によぎりながら、乗客予定だった人たちがロビーに集合し、不安混じりの呆れた表情を浮かべながら、案内を待っちました。目的地のヤクーツクという街は、ロシア内にあるサハ共和国という国の首都で、我々と顔がそっくりのヤクート人、サハ人、エヴェンキ人が暮らしています。ロビーに集まっている人たちの顔ぶれもアジア系の顔の人ばかり。
こんな時の仕切り屋は、ロシアの中心人物である、おばちゃんたち。
「ちんたらしないで、早くどうすればいいか教えなさいよ!」と、係員に問い詰めます。
どうしたらいいか分からず、オロオロしている私には、「あなたは私たちについて来なさい」と頼もしい一言。
ちなみに、飛行機がフライトキャンセルになった場合は、航空会社がホテルを手配してくれ、夕食なども準備してくれるのがほとんどです。
以前、カリブのアンティグア・バブータという国でフライトがキャンセルになった時は、5つ星に近いリゾートホテルで、食事も随分豪勢だったのですが。
可愛いホステルルームメイト
しかし今回我々が送り込まれたのは、ソビエト時代から使われていたであろう、古いホステル。
しかも、3人部屋。私が振り分けられた部屋には、ヤクート人で、ウラジオストックの大学に通う女子大学生2人が一緒です。
「イーナと言います。よろしくお願いします。どこから来ましたか?」と積極的に声をかけてくれました。
「日本から来ました、ERIKOです。どうぞよろしく」と挨拶すると、
「花よりだんごってしってますか?私が日本のドラマが大好きなんです」
と、憧れの眼差しで私を見つめてきます。
サハ共和国にまで日本のドラマが人気があるなんて、驚きです。
その後も会話は弾みに弾んで、すっかり仲良し修学旅行気分になりました。
夕食はなんと、機内食・・・全然お腹いっぱいになりませんが、どちらにしろフライトが朝の3時だから、そんなことにこだわるより寝た方がいいと気持ちを切り替えて、タバコの臭いが染み付いた部屋で仮眠しました。
午前1時半に迎えのバスがやってきて、無事飛行機に乗れましたが、2日間も飛行機が飛ばないなんて、滅多にないことなのだそうです。
飛行機がキャンセルになったら
スベトラーナさんが掃除したせいなのか、なんなのか分かりませんが、もし皆さんが旅行に出て、万が一飛行機がキャンセルになっても、きちんと航空会社が手配してくれるので、慌てずカウンターで手続きしてもらいましょう。
私はいつも万が一に備えて、旅のスケジュールは前後で1、2日余裕を持たせるようにしています。そうすれば、飛行機がキャンセルになっても、人に迷惑をかけずに済みます。
また、一度預けた荷物は大概戻って来ないので、機内持ち込みのバッグに1泊分の着替えなどを入れておくのがオススメです。