イランは砂漠だけじゃない!イラン1緑を満喫できるロレスタン州
こんにちは、モデル・定住旅行家のERIKOです。
イランでの定住旅行地4ヶ所目、イラン北西部のイラク国境沿いにある、ロレスタン州の州都、ホラマバードへ来ています。イランは本当に広く豊かな国で、長く滞在するほど益々大好きになっていっております。ここは、ザクロス山中に位置す自然豊かな地域。観光地としては国内外共に有名な場所ではありません。しかし、実際に滞在してみて、ここは穴場!だと思ったので、ホラマバードや、ロレスタン州の見どころを紹介させてもらいます。
ホラマバードは標高1200mにある町。私が滞在した4月上旬は天気には恵まれたものの、朝と夜は冷え込み、家ではガスストーブをつけていました。
ファラク・オル・アフラク城塞
ホラマバードの町を見下ろすようにしてそびえる、ファラク・オル・アフラク城塞。イスラム以前のササン朝時代に築かれた城です。過去に軍の施設や刑務所として使われていた場所で、現在はロル族を中心とした、人類・考古学博物館となっています。
こちらでチケットを買おうと思いきや、チケット売り場のおじさんが、私が外国人だと分かると無料にしてくれました。。。
何度も「支払わせてください!」と言ったのですが、とうとうお金を受け取ってもらえませんでした。ありがとう、おじさん。
展示内容はロル族の歴史や、風習が写真や人形、音楽で再現され、非常に充実した内容になっており、長時間滞在してしまいました。お城の入り口付近にあるお店には、ロル族の民族衣裳が販売されており、レンタルで着用し、撮影することも可能です。
ロレスタン州にある絶景の滝
家族の友人がガイドをしているとのことで、1日滝巡りへ出かけました。ロレスタン州には、美しい滝が68も存在しているとのことです。
ビシェへ滝 ホラマバード市内から、ドルド市へ向かう途中にある滝。落差は約48m。個人的には一番好きな滝です。イランの自然遺産に登録されています。
セルカネ滝 (通称7つの滝)ホラマバードから南東50kmにある滝。落差は15mで、幅は17mあります。
ゲリット滝 落差30mの迫力ある滝。夏には多くの人が訪れ、この周辺でキャンプなどを楽しむそう。
シレズ渓谷
時間が足りず行くことができませんでしたが、こんな場所もロレスタンにはたくさんあるんです!欧米からの観光客がよく訪れているそうです。
ダレハズィネ渓谷
このロレスタン地域は、初期の人類が居住した場所の一つとされており、貴重な壁画が残っている洞窟が4つもあります。
家族曰く、ロレスタンやホラマバードを訪問するベストシーズンは、3月~4月にかけてだそうです。新緑の美しさと、滝の水も豊富な時期なので、自然を満喫するにはもってこいだそうです。ホラマバードやロレスタン週の魅力は、イラン1美しい自然があるということもありますが、それ以上に、彼らのおもてなしの素晴らしさにあると思います。
街を歩いていると、見知らぬ多くの人が、「ようこそ、イランにお越しくださいました」と声をかけてくれ、カメラを持っていると、「すみません、写真を撮ってくれませんか?」とコミュニケーションを取ってきます。そんな現地の人たちとの交流が、ホラマバードでの滞在の思い出に彩りを与えてくれたと思っています。