ヤクーツクでの女性の生活って?

今回の私の旅を思わぬ形でサポートしてくださった、サハ共和国の外務省の皆さん。
中でもオイミヤコン村まで同行してくれ、ヤクーツクでも常に行動を共にさせてもらったイリーナさんは、私とアラサーという意味では同年代の女性。彼女のヤクーツクでの生活や人生観について聞いてみました。

ERIKO(下記E):ヤクーツクの女性の仕事と家庭について教えてください。

イリーナさん(下記 I):ヤクーツクだけでなく、ロシアでは、女性は結婚しても子供が生まれたとしても仕事をするのは当たり前だと考えています。私はまだ独身ですが、もちろん結婚しても引き続き働くつもりです。

E:ヤクーツクは、サハ共和国の首都で十分都会ですが、冬の寒さなどの環境は厳しいのではと思います。今まで、自分が生まれ育った町を出ようと思ったことはありますか?

I:そうですね、慣れてしまっているので、これが当たり前だと思っていますが、出来たらもっと大きな町(モスクワ、サントペテルブルグなど)で働きたいと思ったこともあります。ただ、私は一人っ子で母子家庭なので、今のところ家族と離れてまでとは思っていません。

E: では、これまでずっとヤクーツクに住んでいるのですか?

I: いいえ、私は中国語をマスターしたくて、4年ほど中国に住んでいたことがあります。中国は私たちと近く、謎めいた国ではありますが、人が親切でいつでも手を差し伸べてくれる国民性が大好きです。

 

E: 今後の自分の歩む道について考えていることはありますか?

I: そうですね、私はもう28歳で、ロシアでは結婚適齢期を過ぎていると言われます。笑
もちろん家庭を作っていくことは、非常に大切なことだと思いますし、数年後には出来たらそうしたいと思っていますが、今は、自分の仕事のキャリアをもっともっと伸ばしたいと思っています。

E: 去年、プーチン大統領が来日した時、イリーナさんも日本にいらしていたと聞きましたが、日本の印象はどうでしたか?

  • I:私は東京、札幌にいきましたが、とっても静かだったという印象があります。
    ほとんど仕事だったので、観光などはできませんでした。今度は仕事じゃなく、ゆっくり色んなところを訪れてみたいです。

 

E: ロシア(シベリア)での子供に対する親の役割ってどんなことがありますか?

I:ロシアでは、親が子供の精神、経済をサポートすることが基本です。例えば、子供が独り立ちするときには、親がマンションを買います。ERIKOから日本では自分たちで経済面を支えると聞いてビックリしましたが、ロシアでは、親がそうした援助することは当たり前だとされています。

 

ある日、家に戻って彼女のSNSを見たら、その日が彼女の誕生日だったことを知りました。
1日中一緒にいたのに、私に気を遣わせないように、何も言わなかったのです。

毎日朝早くから遅くまで、土日も関係なく仕事をしていたイリーナさん。その忙しい合間に、お母さんのように私のお世話をしてくれました。

ヤクーツクの寒さの中で、彼女の優しさはどこまでも温かさを感じました。