極寒を生き抜くためには、まず食べること

オイミヤコン村の人々にとって、寒さの厳しい冬は、“食べる”ことがとても大切です。しっかり食べて、体力をつけて寒さに負けないようにという考えが根づいているようです。

また、ヤクート語には「客にごちそうをふるまわないなら、その客を罵って追い返した方がましだ」という諺があるほど、ヤクートの人々は、客人を歓迎しておもてなす人たちなのです。

ここでオイミヤコン村での食事をみていきましょう。

 朝ごはん

朝から、昼食?と思うほどしっかりとした食事をとります。パスタや炒飯のようなものなど様々ですが、こちらは私が一番気に入った朝食。

「じゃがいもと鶏肉の炒め物」です。

じゃがいもがほっこりとしてあま〜いんです。食べている最中によだれがでそうなほど美味しい。

 お昼ごはん

 

こちらはお昼ご飯。毎回スープが必ず出てきます。

「よもぎとトナカイのスープ」「牛肉の炒めごはん」

地元では、お祝いの時などの食べるスペシャルなスープだそう。
体にもとっても良く、よもぎの葉がトナカイの臭みを消してくれます。

 夕食

こちらは「トナカイ肉で作ったミートボールとパスタ」です。
米、パン、パスタやジャガイモが主食で、高カロリーですが、ある程度体に脂肪をつけなければ、この寒さで生活するのは厳しいのかもしれないと思いました。

こちら私が大好物になってしまった、手作りアイスクリーム。野いちごとミルク味があり、毎日縛りたての牛のミルクで作っています。ふわふわのクリームをそのまま凍らせた感じで、甘ったるくなくいくらでも食べれてしまいます。

【youtube ERIKOチャンネル】 ヤクートアイスクリームを作ろう!

ロシアの食卓テーブルには、いつも食事やお菓子、デザートなどが一緒に並べてあります。首都のヤクーツクの家もそうでしたが、料理の品数自体が少ないので、テーブルが寂しくならないようにするためかもしれません。

オイミヤコンならではの生モノ

オイミヤコン村で食べられている特徴的な食べ物は、トナカイ肉や馬肉、そして魚の刺身などでした。
その他のメニューは、ボルシチと呼ばれるスープやパンなど、ロシア全体で食べられているものとさほど変わりません。

また、それぞれの家庭には自家製のウォッカが晩酌で飲まれています。食事と一緒に飲むのは何だか慣れませんが、家庭それぞれに好みの味があるようです。

村では、人の家を訪れる度に食事を出されるので、常にお腹がいっぱいな状態ですが、ヤクート人は良く食べないとこの寒さをしのげないと言って、本当に良く食べます。

不毛な大地での食料調達

毎日欠かさず野菜も食卓に並ぶので、どのように調達しているのか気になっていました。

家族に話を聞くと、夏の時期は気温が摂氏40度近くまで上がり、農作物が豊富に取れるようで、それを貯蔵して少しずつ使ったたり、村に一軒だけある小さなスーパーで足りないものを補ったりしているそうです。

ヤクート人の新年は6月ですが、そこから寒くなる9月まで毎日畑仕事などに勤しみ、冬を越すための食料を貯め込んでいます。冬の贅沢は、村人の夏の労働の賜物です。