現地の人も美しいと絶賛するスヤパ墓地

現地の人と一緒に墓地を訪れると、その国の人の宗教観や死生観に触れることができます。
家族が嫌!と言わない限り、毎回訪れた国のお墓を訪問している私ですが、今回は中米のホンジュラスの首都、テグシガルパにあるJardines de Paz Suyapaスヤパ墓地を訪れました。

スヤパ聖堂を中心に、整頓されたとても美しい墓地で、それぞれ芝が綺麗に整えられ、お墓に供えられているお花がさらにその美しさを引き立てます。

ホンジュラスの埋葬の仕方

ホンジュラスは伝統的にカトリックを信仰している国です。ですので基本的には、その習わしに則って死者を祀ります。

基本多くの場合が土葬ですが、火葬も選ぶことができます。土葬の場合は教会がある方角に向かって埋葬されます。また棺は徐々に重ねて埋葬されていくのだそうです。

火葬の場合は、この小さなBOXの中に遺骨が埋葬されます。ただ条件として、購入の際に3箇所まとめて購入しなければならないそうで、金額的な負担が大きいそうです。

ホンジュラスのお盆

ホンジュラスにも日本のようにお盆のような、多くの人がお墓参りへ出かける日があります。それは11月にあるのですが、亡くなった人が子どもの場合は、11/1、大人の場合は11/2に参るのだそうです。
イタリアなど多くのカトリック国に共通している日付ですが、ホンジュラスと同じラテンアメリカのメキシコでは、これらの日は「死者の日」として、盛大なお祭り行われています。

お墓にまつわる怖い言い伝え

美しい墓地を案内してくれたいたドライバーさんが、あることを言い出しました。

「ホンジュラス人は、許せないヤツや呪いたい人がいる時は、夜にお墓の土を取って、それを呪いたい人の家の前に置くと、その人に不幸が訪れると言われているんだ」

ドライバーさんは実際にそのようなことが行われていたのを見たことはないそうですが、日本で言う丑の刻参りのようなものと言えるでしょう。

JICA隊員の慰霊碑

このスヤパ墓地には、1986年に青年海外協力隊で赴任していた3名の隊員の慰霊碑があります。彼らは移動中の車が崖から転落するという不慮の事故でホンジュラスの土地に眠りました。当時、彼らが亡くなった時は、胸を痛めたホンジュラス人が墓地から道路へつながるほどの長蛇の列をなして、手を合わせに来たのだそうです。