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世界一危険な国の子供たちの生活

 

こんにちは、モデル・定住旅行家のERIKOです。

世界一治安が不安定と言われる、中米ホンジュラス。国内には、800万人が暮らしており、その中にはもちろんたくさんの子供たちもいます。

彼らの生活は我々とどのような違いがあるのか、一緒にいる時間の中で見つめてみました。

チャコン家の3人兄弟

長女のGiselleジゼルちゃん(15歳)

バイリンガルのインターに通っています。将来は医療の勉強をしたいそうで、海外の大学で勉強するのを目指して勉強しています。

次女のGarbrielaガブリエラちゃん(12歳)

趣味はお菓子作り。シャイで目を合わせると照れ笑いが止まりません。

 

長男のJavierハビエル君(10歳)

サッカーに夢中で、好物はスパゲティとププーサ(ホンジュラスやエルサルバドルの郷土料理)

学校生活はどうですか?

ジゼルちゃん:現在は、カトリックのインターナショナルスクール(バイリンガル)に通っています。これからは英語が話せないと、仕事自分のしたいことの可能性の幅が広がっていかないと感じているので、親が入れてくれました。

ただ、校則がとても厳しいんです。髪の毛が長すぎてはダメ、ワンピースは膝下、ピアスは小さく、携帯も使用禁止、あと恋愛も禁止なの。ラテンの国とは思えないほど、古風なんです。笑

でも学校で色んなことを学べるのは、とてもありがたいことだと思います。

日本のイメージは?

ハビエルくん: 日本と聞くと、ドラゴンボールやキャプテン翼(Super campione)、ナルトなどのアニメを思い浮かべます。

ガブリエラちゃん: お父さんが日本へ行った時の写真を見せてもらったことがあります。そのとき、電車や道路に小さい子供が一人出歩いていて、とてもびっくりしました。ここではそんなことしたらとても危険なので、日本とホンジュラスはぜんぜん違うんだと感じました。

世界でも危険な国と言われているけど、どう感じていますか?

ジゼルちゃん:ホンジュラスが治安の悪い国だと言われているのは知っています。でも普段は一人で行動することはないし、親が安全を守ってくれるから特に不自由を感じることはありません。
これが当たり前の生活で他を知らないので、なんとも言えませんが、怖いめにあったこともないし、あまり治安が悪いという実感は湧きません。

ハビエルくん: サッカーも安全に柵で囲まれた場所でできるので、何も問題ないです。

幸せですか?

ジゼルちゃん:もちろんです。学校にも行けるし、家族もいるので、何も足りないものがありません。
私は、自分の周りの人が幸せだと、とても幸せを感じます。人って、周りの人が不幸だと、幸せを感じる余裕が無くなると思います。きっと「もっと良いことがあるはず」って思っている人は、幸せとは程遠いのでないでしょうか。


彼らの受け答えから、とても自立した子供たちのように思えますが、途上国に暮らす子供たちは、早くから社会情勢を知り、自分の将来像を展望ながら生きている子が多く、チャコン家の子供たちは一般的と言っていいと思います。

その理由は、幼い頃から大人がやっている家の手伝いを積極的にやることが習慣になっていること、また、親以外の大人たちと接する機会が多く、色んな大人たちの生き方を見たり、生活状況を聞いたりしていることが大きな理由の一つだと思います。その環境が、自分の人生について考え、夢や目標などもを明確に持つことに繋がっているのだと思います。

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